くりのPhoto Diaryからバトンタッチ。 

星になって2週間

くりが星になってから早や2週間。
この2週間は長かった。

僕は毎日会社に行き、
仕事に追われてくりのことを忘れることは出来ても、
家にいる嫁さんはそういう訳にはいかない。
最後の辛かったくりの表情が未だに脳裏浮かび、
眠れない日々が続いている。

この3連休、日曜日はフラッグフットボールで気が紛れたものの、
練習以外の時間には、ふとしたことでくりを思い出す。

二日酔いだった土曜日の朝、いつもなら起こしてくれたくり。
外出しても、助手席の嫁さんの膝の上にいたくり。
練習後のマッサージチェアにいつも乗ってきたくり。

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居るべきところにくりがいない生活。その寂しさ…。
そんな生活を続けている嫁さんの苦しさが少し分かった。



チワワ仲間や近所の方から頂いた花も枯れ、くりの骨壷はケースの中に。

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ケースの正面に納める写真を今夜探していて、
本当に毎週ワンパターンの写真だったことを改めて感じた。
走って、コーン食べて、気持ち良さそうに眠るの繰り返し。

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でも、同じ様な写真1枚1枚が、
全部くりと一緒に過ごした時間の積み重ね。
写真を観ては、その時のことを想い出す。
ワンパターンの中に、くりや嫁さんや僕の幸せな顔があった。

時間が経てば、少しずつこの辛さも消えて来る。
でも、僕達2人にはもう少し時間が必要だ。
くりの存在はあまりにも大きい…。

くり、ありがとう

kuri-top5.gif


7月7日の七夕。午前10時少し前にくりは永遠の眠りについた。

6月23日の胆嚢摘出手術は成功し、3日後からはフードをワシワシ食べ初めた。
これなら、7月の初旬には家に帰れると喜んだ。

ところが、5日目の日曜日に容体が激変。
免疫性の貧血が一気に進んだくりは嘔吐し、食物も受け付けない。

その後さらに病状は悪くなり、寝たきりの状態に。
当直が居ない27日と28日の夜、まさかの事態に備え
くりを家に連れてきた僕達夫婦は交代でくりを見た。

この2日間で、くりの容体はかなり厳しいことが分かった。
それでも、最後まで看取ってやりたい。

昨日、自宅でくりを看取ることを決心したものの、
今日の未明、くりのあまりにも苦しそうな姿を嫁さんが観て
「本当にくりに投薬しながら看病を続けるの。
くりのこんなに苦しそうな姿はもう観たくない」と泣く。

迷わず、病院に出掛け、
くりを我々が眠りにつかせるかを朝一番で相談することに。
今朝のくりは、久し振りに正気に戻り僕達夫婦を認識していた様だったが、
先生も「くりはもう元に戻らないだろう」と言う。

元に戻らないからと言って、くりを我々の手で眠らせて本当に良いのか。
まだくりは生きようとしているのではないか。
そんな想いがぐるぐると回りなかなか判断出来ない。

先生もやれることは全てやったと言う。
こんなに色々尽くした飼い主さんはいないとも言ってくれる。

もう、十分だろう。くりも怒らないだろう。
「くりをもう眠らせてやろう」という苦しい判断を夫婦で下した時、
横たわったくりの鼻や口から胃の中のものが流れ出した。
「私はこんな容体なの。だから眠らせて」
とくりはきっと僕達に答えてくれたのだろう。

くりの様子を観て嫁さんは吹っ切れ、
僕もこの判断は間違っていないと確信した。
病気一つしたことの無かったくりが、
こんな形で急に悪くなってしまうなんてことは想像もしていなかった。

6月最後の土曜日にくりを観た時には、
「7月最初の週末位にはくりも家に帰られるかな、
今までどおりに戻れなくて薬を飲みながらでも、
くりが戻ってくれれば十分だ」と思っていた。

なのにどうしてこんなに急に悪くなってしまったのか。
どうしてそんなに早く逝っちまうんだよう。早過ぎるじゃないか。

この5日間、何度も僕は泣いた。
大声を出して泣きまくった。
親父が2月に死んだ時にも泣けなかった僕が、
自宅や車の中でワンワン声を出して泣いた。


ムツゴロウさんはしつけ本の中でこんなことを書いている。
(原文をそのまま引用させていただきます)

犬を失っての悲しみの涙は、私達の心のひだから滲み出る愛のしずくだと思います。
ただ悲しみにくれるだけでは、死んだ犬に申し訳ないではないでしょうか。
情けないのではないでしょうか。

「ありがとう、おまえがいた時間、とても楽しかったよ。
おまえと作った文化を、次の子に活かすからね……」

そうです、愛犬の死は、次の子犬の笑顔、
新しい犬ある生活の中でしか蘇りません。

愛犬の死とは喪失ではなく、
私たちの豊かな精神生活のステップアップの大きなチャンスです。
その階段を上ることを拒絶するのは、旅立った犬への裏切りであり、
いつのまにか培った犬との暮らしの具体的な知恵(文化)を無駄にすることだと、
私はそう思います。



いつか、くりが居なくなることは分かっていた。
それが現実となった今、僕はどう頭の中を整理していいのか分からない。
でも、僕はムツゴロウさんの文章を読んで心が洗われた気がした。

事情があって子供が出来なかった僕達夫婦にとって、
くりは子供のような存在だった。
2001年10月5日以来13年半の間、僕達はくりの一挙手一投足に癒された。
くりのお陰でどれだけ楽しい生活を送れただろう。

くりのお陰で素晴らしい人生を送れたことに感謝し、
ムツゴロウさんの言う通り、次のステップを考えて行きます。
くりも、きっと次のステップを望んでいるよね。

くり、長い間、本当にありがとう。
君の大きな瞳、笑顔、走る姿、大喰らい、そしてバカでかいウンチ。
すべてをずっと忘れないからね。

最後に、この13年間お世話になったフットボール仲間のMOTOI先生、
胆嚢の治療に最後まで誠心誠意当ってくれた渡辺動物病院の先生、スタッフの皆さん、
本当にありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

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